2015年12月27日

● 12月のぱん その五

自家製酵母で焼く今年最後のパンは
林檎酵母で煮林檎ぱんにしました。
30時間ほど冷蔵庫で寝かせた前種で仕込み、
一次発酵(加温)5時間、二次発酵(加温)90分。


形を変えていろいろ


断面はこんな感じ。




今年は年明けからずっと両親が交代で具合が悪く、落ち着かない一年でした。
毎日何事もなく過ごせるよう祈りながら暮らしていました。
仏壇の御先祖様に感謝こそすれ、お願い事はしてはいけないそうなのでずっとそうしてきましたが、今年はお願いばかりしていました。
まだ連れて行かないでくださいって。
でも父は逝ってしまいました。

今日はこれからお墓に納骨に行ってきます。
祖父母や早世した弟と一緒になれるからきっと寂しくないと思います。

そんなわけで我が家は忌中のため、年末年始のご挨拶は控えさせていただきますが、
今年一年賜りましたご厚情を深謝致しますと共に 明年も変らぬご交誼のほどお願い申し上げます。
向寒の折柄 皆様が健やかなる新年をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます。



Picky  

Posted by ピッキー at 12:46

2015年12月26日

● マーマレード

心の師と仰ぐ Kunikoさん から荷物が届きました。
その中にこんな珍しいものが入っていました。


なんと夏みかんのマーマレード缶詰!
缶詰ですよー!
ふつうジャム類ってガラス瓶に入ってますよね~。
吃驚です。
実はKunikoさんのお父様はマーマレード作りで農林水産大臣賞を受賞された方。
そのお父様がいらした会社の製品だそうです。


中には硬めのマーマレードがギッシリ。
しっかり甘いです。
低糖流行りですが、このくらい甘いほうが食べ過ぎなくて良いです。

25日に届いた荷物。
初めての月命日でしたが、クリスマスプレゼントを頂いたようで嬉しかったです。  

Posted by ピッキー at 12:54

2015年12月23日

● 12月のぱん その四

林檎酵母で南瓜ぱん。




パンとは関係ありませんが、これ何だと思います?


少々重いですが、とても気に入りました。→  

Posted by ピッキー at 17:40

2015年12月19日

● 12月のぱん その三

今日は林檎酵母で黒豆ぱんを焼きました。
いつものように夕飯後に捏ね、寝ている間に一次発酵。
熱湯を入れたペットボトルとともに発泡スチロール内で6時間。
夜中にピークをむかえるので、ガス抜きして朝まで冷蔵です。
二次発酵はホットカーペット加温で2時間かかりました。
そして焼けたパンがこちら。
カンパは切り方が悪かったようで変な顔。。。


食べきりサイズはイイ感じ♪


チーズも。


黒豆ベーグルは艶が出ず梨肌(^ ^; 



早いもので12月も半ばを過ぎ、やっと冬らしい寒さになってきました。
ここ一か月間 ずっとスカートで過ごしていましたが、そろそろパンツ+使い捨てカイロにせねば。。。

街はクリスマス気分一色。
いつもならプレゼントを何にしようか悩んでいるところですが、今年は別世界のことのよう。
でも装飾を見たり、クリスマスソングを耳にすると、心が温かくなります。

そうそう 今年の漢字は「安」でしたね。
皆さんが年末まで 不安の安じゃなくて 安心の安 で心温かく毎日を過ごせますように。

ではまた。  

Posted by ピッキー at 13:08

2015年12月13日

● 12月のぱん その二

先週は蜜柑酵母でしたが、今週は林檎酵母。
時期ですもんね 林檎。
お供えの籠盛にも入ってるし、お歳暮でいろんな方からたくさん頂くので大変なことになっています。
おすそ分けしたり、煮林檎やジャムにしたり・・・嬉しい悲鳴 (^ ^; 
ってことは今日は煮林檎ぱんね!
と思うでしょ~。
ぶぶー ハズレ。
林檎はさすがに食傷気味なので、今日の具は薩摩芋にしました。


林檎とは違うホッコリした食感が嬉しいです。


中 こんな感じ。



父は水曜日に他界したので、毎週火曜日が忌日法要です。
なので週末はパンが焼けます。
父さん ありがとう。

クリスマスどころじゃないのですが、寂しいのでポインセチアを買ってきました。



温室はジャングルと化しましたが、今朝 母が花を植えていました。
ちゃんと肥料も忘れずに。


また花でいっぱいになると良いなぁ。。。


  

Posted by ピッキー at 14:27

2015年12月06日

● 父 逝く

こうゆう話題は書かないほうが良いのかも・・・と思う反面
入院のことを書いた以上 ご報告せねば、と思いパソコンに向かうのですが、
何か書こうと思っても、うまく気持ちを伝えられそうになく・・・
そんなわけで 考え 考え 書いてます。

輸液ルート、導尿、気道チューブ、動脈ライン、サチュレーションモニター等 たくさんのチューブやセンサーが取り付けられた重症患者のことを『スパゲティ症候群』と呼ぶのだそうですね。
10月末に危篤状態になって以降の父はまさに『スパゲティ症候群』でした。
しかし亡くなる前日まで意識があり、もしかしたら年越しできるのではないかと思ったのですが、
主治医の宣告どおり、残念ながら入院から96日目の11月25日に亡くなりました。
80歳でした。
80歳なら長生きなほうでしょうか。
何歳であろうと、母と私達子供にとっては大切な夫であり父ですから、
寿命と言われても父を失った思いが軽くなるはずもなく、
肺炎にさえならなかったら、骨折さえしなかったら もっと生きられたはず・・・そう思うと無念でなりません。

強靭な精神力の持ち主の父は痛みに耐えるためいつも数を数えていました。
スパゲティー症候群状態になっても痛い痛いと言いながら数を数えていました。
私は痛みを紛らわすため毎日父の身体をマッサージしてましたが、最後の一週間は全身が浮腫んで身体中から体液がしみ出し、身体中ぐるぐる巻きにされてしまったので揉むところがなくなってしまい、耳を揉んでました。
私の手はまだ父の体温を覚えています。
いつか忘れてしまうんでしょうか。

体調が良くないにもかかわらず、一日も欠かさず父に付き添った母・・・
入院しても父の殿っぷりは相変わらずで、看護師さん達も呆れていましたが、母は最後まで父に尽くしていました。
見事な夫婦愛でした。

残念な結果になりましたが、きちんと父を見送ることができました。
ちゃんと親孝行する時間をもらい、全力で孝行することが出来たので悔いはありません。
母も父に頭を撫でてもらったので悔いはないそうです。
これからは弟達と母を守り、父が死をもって教えてくれたことを忘れず生きていきます。
長い話を読んでいただき ありがとうございました。

昨日焼いたぱん。
どんな時も人は生きていくために食べなくちゃならないから。
蜜柑酵母です。




  

Posted by ピッキー at 18:18