Ｐパン

今週も ぶどうジュース酵母。
一週間一度も蓋を開けなかったら、蓋が丸く膨らむほどガスが充満。
過去に蓋を外そうとして瓶が割れたり、蓋が飛んで蛍光灯を割ったりしたので、
怖いよー怖いよー と言いながらナイフの先を差し込みながらなんとか外すことに成功。

今回の具は自家製オレンジピールと向日葵の種。

小さいの。

蓋が緩んだ途端、隙間から溢れ出た超元気な酵母液は超濃厚な香りを放ち、その香りは焼いてパンとなっても消えなかった。
香りも美味しいぱん、とても大事。

子供の頃、ハレの日はよそゆきを着た。
デパートに行くときも よそゆき だった。
そのくらい昔のデパートはお洒落でリッチな場所だった。

よそゆき は白、紺、黒の三色限定。
靴はストラップがついた黒いエナメルのフォーマルシューズ、
靴下は白の二つ折レース。
弟も白いシャツに黒か紺の半ズボン、エナメルの靴。
たぶん７歳の頃、私と弟はホテルデビューをした。
泊りではない、ラウンジでお茶しただけ。
もちろんその日も よそゆき だった。
初めて入るホテルのラウンジは見上げると首が痛くなるほど天井が高く、
足が床に届かない巨大なソファーに座って、生まれて初めてアップルパイというものを食べた。
この世にこんな美味しいものがあったのか、と感動した。
そのホテルの名はナゴヤキャッスル。
当時名古屋で一番大きくて一番高級なホテルだった。
残念ながら老朽化により昨年９月末で営業を終了した。
先日、新聞を読んでいたら、この本が紹介されていたのでソッコーで注文。


出版社の前社長と父は仲が良かった。
何かご縁があるのかな。
多くのわたしさんに、それぞれの思い出があるのだろう。
どんな思い出が書かれているのかな、楽しみ～。
実は読みたいという人がいて、私は他にも読むものがあるからお先にどうぞ～と貸してしまったのでまだ読んでいないのだ。
そんな私に母は呆れている。。。
しかし母よ、そんな娘に育てたのは貴女です（笑）。
話が反れてしまったが、2024 年度の開業を目指し、建て替え計画中らしいから、完成したら、母と弟と よそゆきを着てアップルパイを食べに行きたいな。

その日まで元気でいてちょ　母上様。