Ｐパン

たぶん伊予柑？の酵母でモチ麦ぱん。


たまには配合を書いておこう。

前種：春よ恋ブレンド150､酵母液105
本練：春よ恋ブレンド420､全粒粉50､ライ粉30､塩12
　　　　炊いたモチ麦200 ､水330､黒ゴマ適宜

モチ麦は二倍量の水で炊き、粉比３０％入れるのマイベスト。
今回は前種と本練で合計６５０ｇの粉なので、約200ｇが必要。
モチ麦85ｇに水170gで炊くとちょうど２００ｇ炊きあがる。

小さいのにはコレを刻んで入れた。


美味しくないわけがない。

相変わらず右手が不自由なので成形しやすい水分量にしているが、ちょっと重いので、治ったら減らして好みの食感に戻したい。


母には南瓜ぱん。
南瓜の水分量が多く図らずも高加水に。
追粉はしないでそのまま進めたら自重で伸びの悪いモチモチのが焼けた。
これはこれでとても美味しいと母は言うが、私はモチモチよりふわふわシフォンケーキ風のほうが好きだな～。

母には一回り年の大きい友達がいる。
母が８０歳だから御年９２歳。
２０年以上前にご主人に先立たれ、大きな家に一人で暮らしている。
母にとって姉のような存在で､若い頃は共にゴルフを楽しみ、国内外へ何度も旅をしたほど､とても仲が良かった。
お互い年をとり、ゴルフも旅行もできなくなり、新型コロナウィルスの影響でこの二年間は２回しか会えていなかった。
一昨日の夜「東京に住む息子のところへ行くことになった」と連絡があった。
家はそのままで、当面の着替えだけ持って三日後に移るという。
９２歳で独り暮らしは危ないと常々思っていたが、あまりにも急な話で母も私も驚いた。
時節柄 取り敢えず　「元気でね」　と電話を切ったものの、夜ベッドに入ったら、今までのことが走馬灯のように思い出され、居ても立っても居られなくなって、昨日は勤務日だったが午後から休ませてもらい母を連れて会いに行ってきた。
顔を見た途端　手を取り合って号泣。
小一時間話し、泣いてんだか笑ってんだか分からない顔で　またね！　と元気よく言いあって別れたが、多分 生きているうちにはもう会えないだろう。
分かっているけれど、またねって言うしかなかった。
今生の別れとはこのことか。
昔と違いビデオ電話もあるし、いくらでも連絡は取れる。
しかし実際に手を取り合っては話せない。
会わないのと会えないのは違う。
東京は遠すぎる。
この二年間２回しか会ってなかったのに、
昨日別れを告げたのに　もう会いたい。

春は別れの季節。
一人も友達がいない東京で新しい暮らしを始める小母様。
９２歳の春、幸多かれと祈るしかない。

帰りの車中、私は涙が止まらなくてマスクがグッショリに。
でも母はケロっとしていた。
親子でも性格は全然ちがうんだよねー。
ワハハ・・・