Ｐパン

GWはいつもドイツパンを焼く。
今回はバイツェンミッシュブロート。
冷凍保存していた自家製サワー種が古くなってしまったので思い切って廃棄し、富澤商店で買ったフォルサワーを使った。
発酵基は林檎酵母の前種。
イーストは使わない。
いつも前種は全体に使う粉の１８％で前々日に作る。
本練前に粉類に前種と水を加えて一時間オートリーズ。
今回はニーダーで１２分捏ねた。
一次発酵は室温で９時間、二次発酵は少し加温し２時間。
焼成は大２７分、小２０分。
具はいつも通りドライ白無花果と胡桃。

小さいのは芥子でお化粧。

自家製サワー種だと毎回風味（酸味・香り）が違うけれど、フォルサワーは前回と全く同じ。
お手軽だし安定した風味で美味しいけれど、ワクワク感やドキドキ感は無い。
でもたまにしか焼かないからなぁ。
年をとって退職し、いつでも好きな時にパンを焼けるようになったら自家製サワー種を復活させよう。

母にもライ麦の食パンと南瓜の食パンを焼いた。
南瓜のほうは粉に対して南瓜が多過ぎたのか、水分が多過ぎたのか、激しく腰折れ
穴できちゃってるし、フワフワが好きなのに超シットリになっちゃってゴメン。

３年ぶりに行動制限の無いGW。
中には７連休、１０連休というひともいるらしいが、私は３連休・平日・３連休・平日・土日と飛び飛びだった。
それでも高度経済成長期生まれの私からしたら長い長い休みだった。
テレビや新聞で行楽地やイベントを楽しむ人々の様子が伝えられている。
弾ける笑顔と歓声、どの人もテンション高いなぁ～。
そんな世間の様子とは真逆に、一段と体力を落とした８０歳の母と、あちこち傷めて満身創痍の中年の私は、殆どの時間を静かに自宅で過ごした。
肩を骨折して以降できなかったこと（丁寧な掃除とか、衣更えとか）をしたかったのに、骨折時とはまた違った痛みで殆どすることができなかった。
古い友人と会う約束も叶わなかった。
でも不幸だとは思わない。
小さな喧嘩を繰り返しながら母と二人　暮らせることに感謝している。
特別なことは無くて良い、ただ毎日を無事に過ごせればそれで良い。
明日は母の日。
物欲も無くした母に何をしてあげよう。

もうすぐ紫陽花の季節だね。