2022年09月10日

● オレンジジュース酵母 胡桃ぱん

先週使った桃+オレンジジュースの酵母で胡桃ぱん。

発酵は今年最速、
前種二時間半、一次6時間、二次90分。


キャラメリゼした胡桃の周囲の生地が甘くて美味しい。
今週も満足。


先日 市から敬老の祝い菓子を届けるよう頼まれ、我が家の隣の賃貸マンションに行った。
届け先は 名前は存じ上げないが道で会えば挨拶する程度の間柄の老婦人。
訪ねたのは午後3時頃。
ドアホンを押したが応答がなく、出直すことにしてエレベーターに向かったところで仕事の電話がかかり、話し終わって振り向いたらドアが表に少しだけ開いていた。
戻って声をかけるとドアの向こうから「私、開けられないから外から開けてちょうだい」と蚊の鳴くような声で言われた。
開けてビックリ、ロングTシャツ一枚の老婦人がガクガク震える脚で壁に寄りかかりっていた。
泣きながら話す半裸の老婦人の話を簡単にまとめると、
ちょっと前にコロナに感染し、半寝たきり状態になりってしまった とのこと。
そういえば最近週に何度も救急車が来ていたが、この老婦人の所に来ていたのか。
立つのもやっとの一人暮らしを心配し毎日お友達が様子を見に来てくれるらしいが、玄関まで出るのが大変なので鍵はかけずにいるとのこと。
そんな状態とは知らなかったので何度もドアホンを押し玄関まで出て来させてしまった・・・
市からの託物を渡し、何か今して欲しいことは無いかと聞いてから辞したが、玄関から見えた散らかった室内や 澱んだ空気、老婦人の涙が頭を離れず数日気分が晴れなかった。

今日で友が還暦に。
友が言う、私は88歳まで生きるから、アナタは86歳まで生きるのよ!と。
私も鍵を開けて彼女が来るのを待つのかな。



Posted by ピッキー at 12:55

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この記事へのコメント
こんにちは。
今日も安定のパンですね。
カリカリしたクルミ、
私も食べたくなっちゃいましたよ。

まもなく敬老の日というけれど、
おめでたい気持ちで迎えられる方ばかりじゃなくて、
いろんな方がいらっしゃると思います。
お祝いのメッセージが語られたりすると、
私は父の敬老を一度も祝ってあげなかったなあ、とか
思っちゃって、
かえって心がざわざわしてしまいます。

今日のPさまのブログを見て、
樹木希林さんの「お正月を写そ」
というCMを思い出しました。
希林さんがむっつりした表情で
こっちを見ているのがちょっとおかしいという
ユーモラスなものでした。
どうしてお正月にこんなCM?と問われたとき
希林さんは
「お正月だからって、
楽しくお祝いする人ばかりじゃない。
一人でじっと耐えている人だっている。
そういう人に、プッと笑ってほしい」
と言っていました。

マンションのご老人、
お辛い中で玄関に出てきたけど、
何かしてほしいことはないかと訊いてくださった
Pさまの言葉に
どんなにか慰められたかな、と思いました。

Pさまとはこうして
ネット上で頻繁にお会いしていますね。
実際に会う友達よりも
ずっと頻度が高いです。
私も何歳まで生きるのやら、
子どももいないし、どんな老後になるのやら
さっぱりわかりませんが、
ずっとPさまとこうしておしゃべりしたいなあと
思っております。
Posted by ふらっと at 2022年09月11日 15:24
ふらっとさん こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。

樹木希林さんの「お正月を写そ」にそのようななエピソードがあったとは知りませんでした。
希林さんはやっぱりすごい人ですね。
> 楽しくお祝いする人ばかりじゃない。
> 一人でじっと耐えている人だっている
同感です。
大勢の方が楽しんでいる裏で、静かに淡々と過ごす人がいる。
その少数の人々のためにむっつりを演じた希林さん・・・
そうゆう方法もあるんですね。

誰かを元気づけるために、どのくらいに距離感で、何をすべきなのか、何が出来るのか、
何をしてはいけないのか・・・なかなか難しい問題です。
希林さんに あなたならどうしますか?と聞いてみたいです。

> ずっとPさまとこうしておしゃべりしたいなあと思っております。
ありがとうございます。
Me too でございます。
いつも温かい心を頂戴し、感謝しております。
Posted by ピッキー at 2022年09月11日 20:30
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