Ｐパン

GWはいつもサワー種のぱんを焼くことにしている。
今回は葡萄ジュース酵母で作った前種を発酵基に
富澤商店で買ったフォルサワーを使い焼いたバイツェンミッシュブロート。
具はいつも通りドライフィグ（白無花果）と胡桃。


小さいの。

フォルサワーは便利だ。
風味が安定しいるし、再培養する手間も廃棄ロスも無い。
でもちょっと弱いんだよね～酸味が。
もう少し酸味が欲しいなぁ。
年をとっていつでもパンが焼けるようになったら自家製サワー種に戻し、酸味をコントロールしつつ焼きたいな。

チーズも美味しいんだよ～。



サワー種のパンは焼いた当日より翌日のほうが好き。
ムチホロ感が増すから。
私の言うムチホロとは、パウンドケーキには無い弾力があり、パウンドケーキのようにドッシリとしながらホロリと崩れる歯応えのこと。
ドイツパンに限らず自家製酵母のパンはーストでは絶対味わえない奥深さが最大の魅力だと思う。

母にはライ麦の入った食パンと人参を練り込んだ食パンの二種を焼いた。
これは人参がまるまる一本入っているほう。

綺麗な色。
しっとり柔らかくて甘い。
きっと人参嫌いの子供でも食べられると思う。
でも小さな粒でバレちゃうかな（笑）

行動制限が無くなり３年ぶりに賑わうGW。
良かったなぁ　と心から思う。
でも忘れちゃいけない、まだ完全に終息したわけではないということを。
明々後日には感染症法上の位置付けが「二類」から「五類」へと引き下げられるが、相変わらず感染者は出ているし（連休に入って増加傾向）、亡くなる方もいる。
高齢者や持病のある人々は油断禁物である。
８１歳の母も母に寄り添う私もマスクを着けずに外出するのはまだまだ先になりそう。
しかし長い休み、ずっと家にいるのも結構キツイ。
気分転換に出かけたいが我が家の場合なかなか難しい。
今のところ母は料理以外は何でも一人でできているが、高齢ゆえすぐ休みたがり、昼食後１時間、夕飯前２時間横になって休憩をするため、遠出は出来ないのだ。
自由に何処へでも行ってきて、と母は言ってくれるが、家の中でも私の姿を常に探し、道を歩くときは私の手を求める母をどうして一人置いて出かけられようか。
なので昨日は「お花を買いに行こう！」と以前住んでいた町にある道の駅に連れ出した。
久しぶりのドライブ♪
最近車のバッテリーが弱くなってきていたので少し長く走りたかったし（充電出来るから）、何より私は高速道路を走るのが好きなのだ。
しかし近場でも高速道路は渋滞していた(>_<)
道の駅も恐ろしく混んでいて（おしくらまんじゅう状態）、マスクをしていない人が多くて母が怖がったのでソッコーで買い物を済ませ退散。
それで時間に余裕が生まれ、住んでいた家に回り外から眺めたり、母の旧友の家に寄って手に手をとって再会を喜ぶといったことが出来た。
ちょっと疲れたけれど二人ともいつもと違う行動をすることで気分転換にはなった。
しかし興奮しすぎたらしく、昨晩は母は眠剤を飲んでも眠れず、夜中にまた一錠追加し今朝は寝坊。
で、朝からちょっと叱ってしまった。
高齢者には危険なんだよー。一晩で２錠も飲んじゃダメなんだよー。
朝から親を叱って落ち込む私。マジ辛い。
今日は午後から姪の吹奏楽コンサートに文化会館へ行く予定。
姪は部長で壇上で挨拶するらしい。
子供の日だし　お小遣いをあげたら～？と母に促すと大喜びでポチ袋に用意してた。
私が子供の頃と違って孫との祖父母の関係は希薄で殆ど接触はないけれど、だからなのか たまに会う時は良い顔をしたいらしい（笑）。
でもまた今夜眠れなくなっちゃうと困るから、あまり刺激を与えないようにしないと。

母は　いじらしくもあり、時にとても重い。
しかし、それでも良い、長生きして欲しい。
いずれ私は独りになる。
そのほうがもっと怖いから。