Ｐパン

先週残ったネーブル酵母液を林檎の芯で活性化。
具はキャラメリゼした胡桃。

発酵は全て室温で
前種４時間、一次発酵６時間、二次発酵100分。
季節の移り変わりを発酵時間で感じ取る。

今日も無事焼けて良かった。
実は二日前、私の留守中に母が自宅内で転倒した。
幸い打撲と擦過傷で済んだが、運が悪ければ骨折していただろう。
そしたらこのパンは焼けなかった。
痛くて泣いちゃった　と言う母。
その母を不憫に思って泣く私。
これからは今まで以上にいろいろ気を付けないと。

Surprise
ふらっとさんのオルガン仲間 トミ子さんはドイツ在住のオルガニスト。
オルガン以外にも通訳･翻訳･ガイド､日独のコーディネートもされており、凡人の私とは全く縁の無いスーパーウーマンなのだが、トミ子さんもパン作りをされる関係で、ふらっとさんを通じて知り合いになり､お友達に加えていただいた。
この度ご実家の御用で帰国され、なんと本場ドイツのプンパニッケルをプレゼントしてくれたのだ。
まさに　サプライズ　＼(^o^)／
じゃーん！これがそのプンパニッケルぞよ！

めっちゃ重いよ！
ライ麦１００％､全粒ライ麦の粒がギュッと固まったレンガ状態。
一回食べてみたかったんだよね～｡

いざ実食。
プンパニッケルに似たフォルコンブロートは買ったことがある。
フォルコンブロートが高温で焼き上げるのに対し、プンパニッケルは低温で長時間蒸し焼きにするからだろうか､このプンパの食感はシットリ･ずっしり･ムッチリ｡
酸っぱい香りはするが酸味は思ったほどではなく、酸味の奥にチョコレートというか､カラメルのような､あるいはプルーンのような甘さを感じる。
（以前友達が送ってくれた志賀シェフのコルナンコルンというライ麦95％スパイス満載シュバルツブロートのほうが何倍も酸っぱかった。）
トーストしたら、酸味と香りが感じに増して異国感満載に。
かなり個性的な風味だから万人には受けないかもしれないが、癖になる味だ。
だが単体で食べるよりアレンジしたほうが食べやすそうだと思い、ドレッシングで和えたサラダや蜂蜜､チーズを乗っけてみたら食べやすくなったしとても美味しかった。
この貴重なパンを一人で食べるのは勿体ないので、大手パンメーカーのパンしか食べたことがない同僚に分けたところ、同僚はマヨネーズを塗りハムとキュウリをサンドして食べたそうな。
食文化の違いに驚き、しみじみ深く味わった、感謝です！とお礼を言われた。
喜んで貰えて良かった。
トミ子さん、重いのにドイツから持ち帰り､知り合って日の浅い私にわざわざ送ってくださってありがとうございました！
インターネットの普及で世界は近くなったと思っていたけれど、やはり世界は広いですね。
貴重な体験をさせてもらって大感謝です。
あ、そうそう高級なチョコレートも頂いちゃって、
重ね重ねありがとうございました！